北京で五輪をやるのをだれが決めたのか。

http://hw001.gate01.com/misha-moscow-80/beijing_2008.html
このような資料がありました。
2001年7月13日にモスクワで開かれた第112回IOC総会での投票により、イスタンブール、大阪、パリ、トロントの4都市を破り、開催地に決定した。
総会開催前には他に5つの都市(バンコク、カイロ、ハバナ、クアラルンプール、セビリア)が開催地として名乗りをあげていたが、2000年中の選出候補名簿の提出がかなわず、選考に残れなかった。
●パリやトロントの招致提案が技術的により優れているとの声もあったが、サマランチ会長率いるIOCは商業的観点から、世界一の人口を持つと共に経済成長著しい中華人民共和国でオリンピック開催を実現させることに特に意欲的であったと言われている。

とあります。
ちなみに、東京が立候補しているのは2016年夏のオリンピックです。
この年には、文中にあるように大阪が挙がっていますが、最下位での落選です。
下馬評にも関わらず、商業オリンピックの立役者であるサマランチ氏の強い推しにより、
北京に2回目の投票で決定するなど、北京五輪開催は大きく支持されています。

内訳は公開されていませんが、8年前と中国の政治体制が大きく変わったとは思えず、
むしろ、まだまだ制限されているとはいえ情報公開が進んで来ていると感じます。

世界2大料理である、フランス料理と中華料理の1つが威信をかけて職人と食材を選出しているというのですから、
選出時の支持と併せて、もっと協力的であってほしいものです。

とはいえ、東京五輪のような日本の努力には及ぶまい
(と、愛国心ある日本人はプロジェクトXを観ておもうでしょう)

選手への食事に問題が起きてからでは遅いですが、
問題が起きる前に叩きまくるというのは、ブッシュ政権が行ったテロへの先制攻撃論に似ています。
これは誤った判断ではないかと思います。

中国の選手も同じ空気を吸って競技をするのです。
競技者というのは、条件や政治的理由でこんなに辞退などをするのでしょうか。
条件はみんな同じ、その中で勝利してこその栄冠ではないのでしょうか?

テレビを観ることが出来る人たちみんなが感動を分かち合う機会を、
政治的・宗教的理由で失ってしまうのは勿体ないと思います。