安藤が負けて川上が勝った理由。
セ・リーグCSが開幕しました。
対戦は2位阪神と3位中日ですね。
*CSのホームアウェイ*
上位チームに興行権があるので、京セラドーム大阪で行われます。
甲子園球場で行われないのは、改修や天候などの理由なのでしょうか?
まぁ、ホームの球場の他に、2つ目のホームを持つ球団がありますね。
オリックスなどは、神戸と大阪を併用しています。
阪神も京セラドームをホーム扱いにしているのでしょうか?
ま、ホームゲームをどこでやっても興行権の話なので、問題ないわけです。
#特に地方遠征の時はどちらがホームかは分かりづらいですが、
単純に後攻めがホームゲームで1塁側に陣取ります。
前置きが長くなりましたが、
阪神は先発が安藤優也(13勝9敗) 中日は川上憲伸(9勝5敗)です。
勝率的にも五分ですが、川上は今シーズン出遅れたものの、
規定投球回数を満たし、防御率TOPのようですね。
*エースがいない阪神*
で、結果は阪神の完封負け。
初回乱れたものの、まずまずのピッチングをしていた安藤を下げて、
流れを自ら悪くしてしまった気がします。
一方の中日は川上を7回まで投げさせて完封リレーしました。
この差は、安藤が阪神の1番手2番手の先発ではあるものの、
エースではないという点に尽きます。
次戦に投げるであろう下柳のほうがまだエース的なピッチングをしますが、
絶対的なエースというにはそれぞれ実績と年齢が厳しいようです。
川上に関しては、ここ数年、巨人の上原とともに、
怪我で奮わないシーズンがあってもエースとしてチームを支えてきましたし、
エースというものは仮に代打を送る場面がきても、
簡単には変えないというのがセオリーです。
短期決戦だから変えたのかもしれませんが、
エースが投げていれば何とか点を取ってくるのがチームです。
敵チームのチャンスを潰し、自チームに流れを呼び込む投手を、
マウンドから自ら下ろしたわけですから、
結果的に負けてしまったと思います。
結果が全てなのか過程が大事なのか
いい負け方、悪い勝ち方という考え方があるので、
悪い勝ち方でも勝ちは勝ちですし勝てますが、
いい勝ち方を狙わないと、いい負け方が出来ませんね。
初戦にエースで阪神の打線を沈黙させた川上は素晴らしいという試合でした。