アメリカが良かった頃。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/081020/amr0810201946005-n1.htm
米大統領選】共和党に広がるパウエル・ショック

日本が小泉人気に酔っていた頃、アフガンやイラク戦争の話題が出るたび、
アメリカのパウエル国務長官は」という言葉をテレビや記事から幾度と無く耳にしました。

今は、黒人女性のライス国務長官ですが、
この人は能力が凄いというだけでパウエル氏ほどの実績が残せていないし、
影響力もイマイチという印象です。
もっとも、ブッシュ政権自体の影響力や発言力が、
テロとの戦争の見直しを求められ低下しているせいでもあるでしょう。

少し話は戻って、元国務長官のパウエル氏が、
共和党のマケイン候補ではなく民主党オバマ候補を支持したというのです。
これは、日本の政治ではあまり考えにくいことですが、
アメリカでは超党派で法案に対して賛否を投じたり、
党の方針より州の方針を重視したりすることもよくあるようです。
また、ブッシュ政権対テロ戦争での失敗の追及を受けた結果、
パウエル氏を実質的に切って責任を取らせたのではないか?
と思っています。

ブッシュ大統領の後継者がマケイン候補であるとは、
主張の内容をみてもそうだとは思えませんが、
現在の急速な景気の悪化を実感してきているアメリカ国民にとって、
アメリカが良かった頃の国務長官であったパウエル氏のオバマ候補支持は、
大きな影響があるのではないか?という話ですね。

マケイン候補は女性副大統領候補を押し出すなど、
いいサプライズをし、オバマ氏のパワーに対抗し、
かなりの接戦を演じていますが、
どうにも運が無く敗北するのではないだろうか?

開票に注目です。

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